マニアックだけど面白い『百合アニメ』ランキングまとめ

近年、アニメのジャンルの1つとして「百合」をテーマにした作品の人気が出ています。百合と言えば女性同士の恋愛が描かれている作品で数年前から注目されており、今回はその中でも特に人気のある作品をまとめたのでご紹介します。

やがて君になる

やがて君になる』は同名の漫画をアニメ化した作品で、2018年10月から12月まで全13話が放送されました。略称は「やがきみ」。

このアニメは高校1年生である小糸侑が生徒会役員の七海燈子と知り合い、直後に七海燈子から告白され生徒会に加わり学校の様々な行事での担当をこなしていく姿や、次第に告白された小糸侑の七海燈子への気持ちが膨らんでいく姿が描かれています。

アニメの放送開始時点で原作の物語が完結していませんでしたが、終盤をオリジナルのストーリーにはせず原作に沿った内容で制作されました。

ご注文はうさぎですか?

ご注文はうさぎですか?』は同名の4コマ漫画をアニメ化した作品で、2014年、2015年にTVアニメが放送され、2017年に劇場版が公開され2020年にはテレビアニメの第三期の放送が予定されています。

このアニメは高校入学で引っ越してきたココアが下宿先を探している時に見つけた喫茶店に入り、そこでチノという店員の少女とティッピーというウサギに出会います。下宿先を訪ねるとこの喫茶店がその下宿先であり、この喫茶店で店員として働きながら様々な少女達と関わっていく姿が描かれています。

原作は4コマ漫画ですがアニメではしっかりとした流れを作り、4コマ漫画っぽくはないシリーズ構成として制作されました。また第一期の放送時に「ああ こころがぴょんぴょんするんじゃぁ」という流行語が生まれ、「アニメ流行語大賞2014」で第4位となりました。

少女革命ウテナ

少女革命ウテナ』は1997年4月2日から12月24日まで全39話が放送されたテレビアニメです。アニメの放送時にメディアミックス展開が行われ、漫画やゲームが発売されました。

このアニメは幼い時に王子様に助けられた少女・天上ウテナが鳳学園に入学し、「薔薇の花嫁」をかけて戦い続ける生徒会役員達により、決闘ゲームに巻き込まれ背後に潜む「世界の果て」へと迫っていくストーリーが描かれています。

1999年8月14日には劇場版となる『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』が公開され、生徒達との決闘ゲームに巻き込まれながらも、「外の世界」への脱出を試みようとするストーリーが描かれています。

ガールズ&パンツァー

ガールズ&パンツァー』は2012年と2013年に放送されたテレビアニメシリーズで、ガルパンの愛称で社会現象を起こしブームとなった作品です。

このアニメは戦車同士の模擬戦が伝統的な女性向けの武道として競技化された世界で、戦車の全国大会で優勝を目指す女子高生たちの奮闘を描くストーリーとなっています。死者の出ない戦闘やスポーツのルールを躊躇した物語で、ミリタリーと萌え要素を併せ持っています。

本作の舞台に用いられているのは茨城県東茨城郡大洗町で、大洗町とタイアップし様々なイベントを行ったところ2013年度観光客数がのべ15万9000人にのぼり、経済効果が7億2100万円に上りました。

ゆるゆり

ゆるゆり』は同名の漫画をアニメ化した作品で、2011年、2012年、2015年に第三期までが放送されOVAが発売されました。

このアニメはごらく部に所属している女子中学生の4人を中心に、それを取り巻く生徒会の女子や家族たちの笑いあり、百合ありのまったりとした日常が描かれています。同性愛や恋愛感情などの本気度が高いハプニングが穏やかな空気感の中で再現されています。

ゆるゆりは百合漫画を代表する作品であり、「ゆるゆり以前、ゆるゆり以後」と比較される程、後の百合漫画に大きな影響を与えた作品となっています。

マリア様がみてる

マリア様がみてる』は少女小説をアニメ化した作品で、2004年から2009年にかけて4thシーズンまでが制作され放送されました。

このアニメは東京の武蔵野にある「私立リリアン女学園高等部」を舞台に、1年生・福沢祐巳と高等部生徒会「山百合会」の本部を中心に乙女達の学園生活を描いた作品となっています。

本作もメディアミックス化されており、漫画、アニメをはじめ2010年11月6日から実写映画が公開され波瑠、滝沢カレン広瀬アリスなどが出演しました。

魔法少女まどか☆マギカ

魔法少女まどか☆マギカ』は2011年1月から4月まで深夜アニメとして放送されたアニメで、2019年に新作となる『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の放送が予定されています。

このアニメは願えを叶える代償として魔法少女となった少女達が、人類の敵と戦う事になり少女たちに降りかかる過酷な運命を中学生の鹿目まどかを中心に、魔法少女をテーマにしたダークファンタジーな世界が描かれています。

当時、「近年最大の話題性」と評され2011年には第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞受賞。また2012年には第11回東京アニメアワードテレビ部門優秀作品賞を受賞し、2013年には、グッズの売り上げ総額が約400億円を突破しました。